Hibとは、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌のことです。 最初に発見されたときにインフルエンザ感染者から発見されたため、この”インフルエンザ菌”という名前がつきましたが、皆さんの知っているインフルエンザウイルスとはまったく違います。 このHibという細菌が、ヒトからヒトへ飛沫感染し、鼻咽腔に保菌され、これが病原菌となり、肺炎や喉頭蓋炎、敗血症などの重篤な全身性疾患を引き起こします。なかでも髄膜に感染するHib髄膜炎は最も頻度が高く、予後が悪い病気です。